「終活」という言葉を耳にする機会が増えました。とはいえ、いざ始めようとすると「何から手をつければいいのか」「誰に相談すればいいのか」と迷ってしまう方は少なくありません。徳島県は、およそ3人に1人が65歳以上という高齢化の進んだ地域です。だからこそ、ご自身のためにも、そして大切なご家族のためにも、元気なうちに少しずつ備えておくことに大きな意味があります。この記事では、終活の全体像と「やることリスト」、そして徳島で相談できる専門家・窓口を、2009年創業の地元業者・便利堂ネコの手がわかりやすく整理してご紹介します。
終活とは?何のために始めるのか
終活とは、人生の終わりを見据えて、身のまわりのことを整理し、これからの暮らしや万一のときに備える活動のことをいいます。「縁起でもない」と感じる方もいらっしゃいますが、終活はむしろ残りの人生をより自分らしく、安心して過ごすための前向きな準備です。
終活で整理する対象は、大きく分けて「物」「お金・財産」「医療・介護の希望」「相続・遺言」「お墓・葬儀」「想い」の6つの分野におよびます。すべてを一度に終わらせる必要はありません。できることから、少しずつ進めていくもの、と考えると気持ちが楽になります。
終活には、ご自身の希望を整理して安心を得られるという面と、残されるご家族の負担や迷いを減らせるという面があります。たとえば、何がどこにあるか、どんな契約をしているかが分かるだけでも、ご家族の手続きはぐっと楽になります。
人によって大切にしたいこと、優先したいことは異なります。「これだけはやっておきたい」と思えることから始めるのが、長続きのコツです。
終活でやることリスト|6つの分野で整理する
ここでは、終活で取り組む内容を6つの分野に分けてご紹介します。すべてを完璧にこなすのではなく、「自分に必要なもの」を選んで進めていきましょう。
① 物の整理(生前整理)
長年住んだお住まいには、たくさんの物がたまっているものです。元気なうちに少しずつ「使うもの・残すもの・手放すもの」を分けていくと、暮らしが身軽になり、ご家族の負担も減らせます。詳しくは徳島の生前整理のページや、60代から考える生前整理の記事もあわせてご覧ください。
② お金・財産の整理
預貯金の口座、保険、有価証券、不動産、そして借入やローンなどの負債まで、ご自身の資産の全体像をリストにまとめておきます。通帳やカード、保険証券の保管場所をメモしておくだけでも、いざというときにご家族が困りません。
③ 医療・介護の希望
病気や介護が必要になったとき、どのような医療を望むか、どこで・誰に介護してほしいかといった希望を、元気なうちに書き留めておきます。判断が難しくなってからでは伝えられないこともあるため、早めの意思表示が大切です。延命治療をどうするか、どこで最期を迎えたいかといったことはデリケートな話題ですが、元気なうちだからこそ落ち着いて考えられます。希望をご家族と共有しておくと、いざというときに尊重されやすくなります。
④ 相続・遺言の準備
財産をどのように引き継ぐかは、相続トラブルを防ぐうえでとても重要です。法的な効力を持たせたい場合は、遺言書を作成しておく方法があります。自筆証書遺言を法務局が預かる「自筆証書遺言書保管制度」は2020年(令和2年)7月10日に始まった制度で、手数料は1件3,900円、保管された遺言書は家庭裁判所での検認が不要になります。なお、2024年(令和6年)4月1日からは相続登記が義務化され、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内の登記申請が必要で、正当な理由なく怠ると10万円以下の過料の対象になるとされています。具体的な手続きは、司法書士や法務局にご相談ください。
⑤ お墓・葬儀の準備
お墓やお葬式について、希望する形式や規模をあらかじめ考えておくと、ご家族が迷わずに済みます。仏壇やお墓の引っ越し(改葬)、不要になった仏具の供養なども、終活の一部として検討される方が増えています。便利堂ネコの手では、提携寺院でのお焚き上げ供養にも対応しています。
⑥ 想いを残す(エンディングノート)
エンディングノートは、ご自身の経歴や希望、ご家族へのメッセージなどを自由に書き留めておくノートです。ただし、エンディングノートには遺言書のような法的効力はありません。財産の引き継ぎを法的に確実にしたい場合は遺言書を、想いや情報を伝えたい場合はエンディングノートを、と使い分けるのがおすすめです。書き方はエンディングノートと生前整理を並行して進める記事でも詳しく解説しています。
+α 見落としがちな「デジタル終活」
上記6つの分野に加えて、近年もう一つ大切になっているのが「デジタル終活」です。パソコンやスマートフォンの中には、ネット銀行・ネット証券の口座、有料のサブスクリプション(定額サービス)、SNSのアカウントなど、ご本人しか把握していない情報が数多くあります。これらは万一のときにご家族が気づけず、契約だけが続いてしまうことも少なくありません。安全のため、IDやパスワードそのものをノートに書き残すのは避け、「どんなサービスを使っているか」の一覧と、情報の保管場所の手がかりだけでも残しておくと安心です。
終活の進め方|どこから始める?順番とコツ
やることが多いように見える終活ですが、進め方にはちょっとしたコツがあります。
まずは全体を見渡すことから
最初から物の整理に取りかかると、量の多さに疲れてしまいがちです。まずはエンディングノートなどを使って、「自分には何があるか」「何を決めておきたいか」と全体を見渡すところから始めると、優先順位がつけやすくなります。
体力・判断力のあるうちに
終活は、心身ともに元気なうちに始めるほどスムーズに進みます。一般的に、時間に余裕の出てくる60代前後が始めどきの一つといわれています。物の整理にも、相続や後見の手続きにも、ご自身の判断力がしっかりしていることが大きな助けになります。
一度に完璧を目指さない・家族と共有する
終活は短期間で終わらせるものではありません。「今日は引き出し一つ」「今週は保険の確認」というように、小さく区切って進めるのが長続きの秘訣です。また、決めた内容はできる範囲でご家族と共有しておくと、いざというときに希望がきちんと伝わります。
終活で相談できる専門家・窓口
終活には、専門家の力を借りたほうがよい場面もあります。徳島で相談できる主な専門家・窓口を、目的別に整理しました。
物・家の整理 → 遺品整理・生前整理の専門業者
物の量が多い、大型家具がある、空き家になっているといった場合は、専門業者に相談すると安心です。供養や買取に対応している業者なら、まとめて任せることもできます。
お金・相続・登記 → 税理士・司法書士・弁護士
相続税や贈与については税理士、遺言書の作成や相続登記については司法書士、相続人同士の争いが心配な場合は弁護士、というように、内容に応じて専門家が分かれます。● 個別の税額や法的判断はケースごとに異なるため、必ず有資格の専門家にご相談ください。
介護・暮らしの相談 → 地域包括支援センター
介護や日常生活の不安は、お住まいの市町村にある「地域包括支援センター」が総合相談の窓口です。地域包括支援センターは介護保険法(第115条の46)に基づいて市町村が設置する公的機関で、保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどが、介護予防や権利擁護を含めて無料で相談に応じています。
判断能力に不安が出てきたら → 成年後見制度
認知症などで判断能力が十分でなくなったときに、財産管理や契約を支える仕組みが「成年後見制度」です。大きく分けて2種類あります。
法定後見…判断能力が不十分になった後に、家庭裁判所が後見人などを選任する制度。
任意後見…判断能力があるうちに、本人が「誰に・何を頼むか」をあらかじめ決めておく制度。任意後見の契約は公正証書で結ぶ必要があり、実際に支援が始まるのは家庭裁判所が任意後見監督人を選任したときです。
どちらが適しているかは状況によって異なります。詳しくは法務省の案内や、お近くの公証役場・司法書士などにご確認ください。
消費者トラブルが心配なとき → 消費生活センター
高齢者を狙った悪質な勧誘や契約トラブルは、終活でも気をつけたい点です。困ったときは、お住まいの地域の消費生活相談窓口や、消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すると、近くの相談窓口につないでもらえます。徳島県にも県の消費者情報センターが設置されています。
徳島で終活を進めるなら、便利堂ネコの手へ
終活の中でも「物の整理」「生前整理」「空き家の片付け」「供養」は、まさに私たちがお手伝いできる分野です。便利堂ネコの手は2009年創業の地元徳島の業者として、徳島県全域でご相談を承っています。お見積り・訪問見積りは無料で、事前にご提示した金額以外の追加料金は一切いただきません。女性スタッフの対応も可能で、年中無休で当日のご相談にも対応しています。
「何から始めればいいか分からない」という段階でも構いません。お部屋の状況を見ながら、無理のない進め方を一緒に考えます。費用の目安は料金ページでもご確認いただけます。終活の第一歩として、まずはお気軽にお問い合わせください。
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